猛暑でもエアコン代を月2,000円節約!暑がり主婦が試してわかった「涼しさを我慢しない」7つの節電ワザ
「今月の電気代、見るのが怖い……」。エアコンを消すと暑くて家事が進まず、使い続けると請求額が気になる。猛暑が続く夏、そんな“エアコン代ジレンマ”を感じている方は多いのではないでしょうか。
暑いからと設定温度を大きく下げる前に、換気や日よけ、フィルター掃除などを組み合わせると、快適さを保ちながら消費電力を抑えられる可能性があります。
ただし、「月2,000円」という節約額がどの家庭でも実現するわけではありません。資源エネルギー庁の試算では、2.2kWのエアコンについて、冷房時の室温を27℃から28℃へ上げると年間約940円、目詰まりしたフィルターを月1~2回掃除すると年間約990円の節約になるとされています。実際の金額は、電気料金プラン、住宅性能、機種、外気温、使用時間、エアコンの台数などで大きく変わります。
ここでは、涼しさを我慢せずに取り入れやすい7つの節電ワザをご紹介します。
ワザ1・2 室内の熱気を逃がし、「風」で涼しさを補う
帰宅したとき、室内が屋外より暑ければ、エアコンをつける前に窓を2か所開け、こもった熱気を外へ逃がしましょう。対角線上の窓を開けたり、換気扇を併用したりすると、空気の通り道を作りやすくなります。これがワザ1です。
換気時間を一律に5~10分と決める必要はありません。屋外のほうが暑いときや、すでに室温が高く熱中症の危険があるときは、窓を閉めてすぐに冷房を使ってください。
ワザ2は、エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用することです。冷房時はエアコンの風向きを水平または上向きにし、風量は「自動」を基本にすると、冷気を広げやすくなります。
サーキュレーターの置き方は部屋の形によって異なります。床付近にたまった冷気を部屋全体へ送るように向きを調整し、扇風機の風を体に当てて体感的な涼しさを補うのも有効です。
環境省が省エネの目安として示しているのは、エアコンの「設定温度」ではなく「室温28℃」です。設定温度と実際の室温は一致しないことがあるため、温湿度計を確認し、体調や湿度に応じて無理なく調整しましょう。
ワザ3・4 短い外出では頻繁なオン・オフを避け、フィルターを掃除
エアコンは、運転開始直後に室温を下げるとき多くの電力を使い、適温になった後は出力を落として運転します。そのため、短時間の外出で頻繁にオン・オフすると、かえって消費電力量が増える場合があります。
メーカーによる特定条件下の実験では、真夏の日中に30分程度外出する場合、冷房を切るより運転を続けたほうが消費電力量を抑えられた例があります。ただし、これはすべての住宅に当てはまる基準ではありません。
日当たり、断熱性、外気温、設定温度によって結果は変わるため、短時間なら運転を続け、長時間留守にするときは停止するなど、状況に応じて使い分けるのがワザ3です。ペットや自力で温度調整できない人が室内にいる場合は、安全を優先してください。
ワザ4は、使用シーズン中にフィルターを月1~2回程度、または取扱説明書が指定する頻度で掃除することです。ホコリによる目詰まりは空気の流れを妨げ、冷房効率を低下させます。
掃除の前には運転を停止し、必要に応じて電源プラグを抜くなど、取扱説明書に従いましょう。水洗いしたフィルターは、変形やカビを防ぐため直射日光やドライヤーを避け、風通しのよい日陰で十分に乾かしてから取り付けます。
ワザ5・6 室外機の風通しを確保し、窓からの日射を遮る
室外機は、冷房時に室内から運んだ熱を屋外へ放出しています。吹き出し口や吸い込み口の近くに植木鉢や荷物があると放熱を妨げるため、周囲を片づけ、メーカーが指定する設置スペースを確保するのがワザ5です。
直射日光が強く当たる場所では、室外機から十分な距離を取って日よけを設ける方法もあります。ただし、室外機をカバーや布で覆ったり、吹き出し口や吸い込み口をふさいだりしてはいけません。設置方法は取扱説明書を確認し、台風などで飛ばされないよう安全にも配慮しましょう。
ワザ6は、窓から入る日射を遮ることです。冷房時は室内に入る熱を減らすことが重要で、カーテンやブラインドに加え、すだれや外付けシェードで窓の外側から日差しを遮ると効果的です。
室内側のカーテンは、床まで届く長さにして上下左右の隙間を減らすと、窓から伝わる熱を抑えやすくなります。ただし、消防法上の制限がある建物や避難経路に当たる場所では、管理規約や安全上のルールを確認してください。
ワザ7 無理のない範囲で「1部屋冷房」にする
最後は、家族が別々の部屋で使っているエアコンの台数を減らす方法です。夕食後の1~2時間だけでも同じ部屋で過ごせば、複数台を同時に運転する時間を短くできます。
ただし、1部屋に集まると人数や家電から出る熱が増え、冷房負荷が高くなることもあります。また、就寝中や在宅勤務中など、生活リズムの異なる家族に無理をさせる必要はありません。各部屋の室温と体調を確認し、安全かつ快適に過ごせる範囲で行いましょう。
この方法を含む7つの工夫で月2,000円節約できるかどうかは、各家庭の使用状況によります。効果を確かめるには、前年同月との請求額だけでなく、電力会社のアプリなどで使用電力量を比較すると、料金単価や燃料費調整額の変動に左右されにくくなります。
まずは今日、手軽な4つから
7つすべてを一度に始める必要はありません。まずは手間の少ないものを、ひとつだけ試してみましょう。
- エアコンの取扱説明書を確認し、フィルターの汚れを点検する
- 扇風機やサーキュレーターで室内の温度ムラを減らす
- 室外機の吹き出し口や吸い込み口の周囲を片づける
- カーテンや外付けシェードで窓からの日射を遮る
節電は、暑さを我慢する競争ではありません。室内でも熱中症は起こるため、温湿度計で室内環境を確認し、のどが渇く前から水分を取ることも大切です。特に高齢者、乳幼児、持病のある人、体調の悪い人がいる家庭では、節電より安全を優先してください。
今年の夏は、無理のない工夫を重ねながら、涼しさと家計の安心を両立させましょう。
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