電気代を月3,000円節約!猛暑の夜もぐっすり眠れる「エアコン節約ワザ」7選
「暑くて目が覚めたけれど、電気代が気になってエアコンをつけ直せない……」。そんな熱帯夜を過ごしていませんか?
節約のためとはいえ、睡眠不足になれば仕事や家事にも影響します。室内や夜間でも熱中症は起こるため、暑さを我慢せず、エアコンを適切に使うことが大切です。
この記事では、冷房効率を高める7つの工夫を紹介します。ただし、これらを実践すれば必ず月3,000円節約できるわけではありません。電気代は機種、契約単価、使用時間、部屋の広さ、断熱性能、外気温などによって大きく異なります。電力使用量を確認しながら、無理のない範囲で取り入れてください。
まずは「温度と風」を見直しましょう
ワザ1:室温を確認し、風量は「自動」に
冷房の設定温度を必要以上に低くすると、消費電力量が増えます。資源エネルギー庁の試算では、外気温31℃のとき、2.2kWのエアコンを1日9時間使用し、設定温度を27℃から28℃へ上げると、年間約30.24kWh、電気料金単価31円/kWhの場合で約940円の節約になります。効果は使用条件によって異なります。
なお、よく示される「28℃」はエアコンの設定温度ではなく、冷房時の室温の目安です。設定温度と実際の室温は一致しないことがあるため、温湿度計で確認し、体調や湿度に合わせて調整しましょう。
風量は「弱」に固定するより「自動」が適しています。運転開始時は強い風で室温を下げ、設定温度に近づくと風量を抑えるため、効率的に運転できます。
ワザ2:扇風機やサーキュレーターを併用する
冷たい空気は床付近にたまりやすいため、扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させると、温度のむらを抑えられます。エアコンから離れた場所へ冷気を送るように設置するなど、部屋の状況に合わせて向きを調整しましょう。
風を体に当てると体感温度を下げられますが、就寝中に強い風を同じ場所へ当て続けると冷えすぎることがあります。弱風や首振り機能を使い、風が直接当たり続けないようにしてください。
こまめなオン・オフが逆効果になることも
ワザ3:短時間の外出では運転継続が有利な場合も
エアコンは、暑くなった部屋を設定温度まで冷やすときに多くの電力を使います。在室中に「暑くなったら入れ、涼しくなったら切る」という操作を頻繁に繰り返すと、運転を続けるより消費電力量が増える場合があります。
ダイキンの2016年の実験では、最高気温36.3℃、冷房26℃などの条件下で、日中は約35分、夜間は約18分までの外出なら、運転を続けたほうが消費電力量が少ないという結果でした。ただし、これは特定の住宅・機種・気象条件による結果で、すべての家庭に当てはまる基準ではありません。長時間の外出では停止したほうが節電になります。
ワザ4:熱帯夜は朝まで適切に運転する
「眠った後なら大丈夫」と切タイマーを設定しても、停止後に室温や湿度が上がり、寝苦しさや夜間熱中症につながることがあります。
熱帯夜には、冷えすぎないよう調整しながら朝まで運転する方法が快眠対策として紹介されています。室温を温湿度計で確認し、風向きは水平または上向きにして、冷風が体へ直接当たり続けないようにしましょう。高齢者、乳幼児、持病のある人は、暑さの感じ方だけに頼らず室温を確認することが重要です。
日差し対策と掃除で効率アップ
ワザ5:昼間の日差しを室内へ入れない
夜になっても寝室が暑い原因の一つは、昼間に窓などから入った熱が壁や床、家具に蓄えられていることです。外出時にもカーテンやすだれで日差しを遮ることは、資源エネルギー庁も冷房時の省エネ策として案内しています。
帰宅時に室内が外より暑ければ、窓を開けて扇風機などで熱気を排出してから冷房を使うと効率的です。一方、外気のほうが高温多湿な場合は、長時間の換気で室温や湿度が上がることもあるため、状況に応じて短時間にとどめましょう。
ワザ6:フィルターは2週間に1回を目安に掃除
フィルターにほこりが詰まると空気を吸い込みにくくなり、冷房能力が低下して余分な電力を使います。ダイキンは、使用頻度の高い時期には2週間に1回を目安とした掃除を案内しています。
掃除方法は機種の取扱説明書に従ってください。一般的には、取り外したフィルターのほこりを掃除機で吸い、汚れがひどい場合は水や薄めた中性洗剤で洗います。水洗い後は十分に陰干しし、完全に乾いてから取り付けましょう。自動お掃除機能付きでも、ダストボックスなどの手入れが必要な機種があります。
ワザ7:室外機の吸い込み口と吹き出し口をふさがない
室外機の周囲に植木鉢、洗濯物、カバーなどを置くと、熱を屋外へ放出しにくくなり、冷房効率が落ちることがあります。吸い込み口や吹き出し口の前を片づけ、十分な通風を確保しましょう。
室外機への直射日光を遮る場合は、取扱説明書に記載された必要な間隔を守り、吹き出し口や吸い込み口をふさがない位置に日よけを設置してください。室外機を密閉するようなカバーは、運転中に使用しないでください。
今夜から始める節約チェックリスト
7つすべてを一度に行う必要はありません。まずは次の項目から始めてみましょう。
- 温湿度計で実際の室温と湿度を確認する
- 風量を「弱」から「自動」に変える
- 扇風機などで空気を循環させる
- 外出前にカーテンやすだれで日差しを遮る
- 2週間に1回を目安にフィルターを掃除する
電力会社の明細やアプリで、実践前後の使用量を比較するのも有効です。ただし、外気温や在宅時間が異なる日の電力使用量は単純には比較できません。可能であれば、気温や使用時間が近い期間同士で確認しましょう。
節約は、暑さを我慢することではありません。電気料金だけでなく、室温や湿度、体調にも注意しながら、安全で効率的にエアコンを使いましょう。
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