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世界文学の至宝

ジーン・ウェブスター

あしながおじさん

第 14 部

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彼は自分ひとりのために来たのよ。去年の夏、あんなに楽しく過ごしたあとだっただけに、本当にがっかりしたわ。親戚のことなんて、あまり大事に思っていないんじゃないかしら。しかも、きっと向こうも彼のことをそれほど大事には思っていないのよ!

ジュリアのお母さまは、彼は少し常軌を逸しているっておっしゃるの。社会主義者なんですって。ただし、ありがたいことに、髪を伸ばして赤いネクタイを締めたりはしないけれど。あんな妙な考えをどこで身につけたのか、まるで見当がつかないそうよ。だって一家は何代も英国国教会だったんですもの。ヨットだの自動車だのポロ用の小馬だの、そういうもっとまっとうなものにお金を使わずに、ありとあらゆる突飛な改革運動にお金を投げ出してしまうんですって。でも、お菓子には使うのよ! クリスマスに、ジュリアと私にそれぞれひと箱ずつ送ってくださったの。

ねえ、私も社会主義者になろうかしら。ダディ、あなたは気になさらないでしょう? 無政府主義者とはずいぶん違うのよ。人を爆破しようだなんて考えないんですもの。たぶん、権利から言えば私はそうなんだわ。だって私はプロレタリアートに属しているんですもの。まだ自分がどの種類の社会主義者になるのかは決めていないの。日曜日じゅうにその問題をよく調べて、次のお手紙で自分の信条を表明することにするわ。

お芝居もホテルも美しいお屋敷も、たくさん見てきたの。頭の中は、オニキスだの金ぴかだのモザイクの床だの椰子の木だので、もうごちゃごちゃ。まだ少し息が上がっているみたい。でも大学に戻って、本に向かえるのはうれしいわ。どうやら私は本当に学生らしい学生みたい。この学問的な静けさの漂う空気のほうが、ニューヨークよりもずっと私には身が引き締まるの。大学生活って、本当に満ち足りた暮らしよ。本や勉強や規則正しい授業が精神を生き生きと保ってくれるし、頭が疲れたら体育館や戸外の運動がある。

そして、いつだって自分と同じことを考えている気の合う友だちが大勢いるのよ。私たち、丸一晩ただおしゃべり、おしゃべり、おしゃべりだけで過ごして、何か切実な世界の問題を永久に解決してしまったみたいな、とても高揚した気分で床に就くの。そしてその隙間という隙間を埋めるように、たわいもないことが山ほどあるのよ。日々起こるちょっとしたことをめぐる、ほんの馬鹿げた冗談なんだけれど、それがまたとても楽しいの。私たち、自分たちの機知には本当に感心してしまうんですから!

いちばん大切なのは、大きな楽しみじゃないのよ。小さな楽しみをどれだけ大きく味わえるかってことなの。私、本当の幸福の秘訣を見つけたの、ダディ。それは「いま」を生きること。過去をいつまでも悔やんだり、未来を先取りして思い煩ったりするんじゃなくて、この瞬間からできるだけたくさんのものを汲み取ることよ。農業みたいなものね。粗放農業もあれば集約農業もあるでしょう。だから私はこれから、集約的に生きるつもり。どの一秒も楽しむし、楽しんでいるその最中に、自分が楽しんでいるってちゃんと意識するの。たいていの人は生きてなんかいない。

ただ駆けているだけ。地平線のはるか彼方にある何かの目標にたどり着こうとして、先を急ぐあまり息を切らし、通り過ぎていく美しく静かな景色を見失ってしまうのよ。そして気がついたときには、もう年をとって、くたびれ果てていて、その目標にたどり着いたかどうかなんて、もうどうでもよくなっているの。だから私は、道ばたに腰を下ろして、小さな幸せをたくさん積み上げることにしたの。たとえ偉大な作家になれなくてもね。私がこんな女哲学者に育ちつつあるなんて、思ったことがあって?

いつまでもあなたの
ジュディ

追伸 今夜は土砂降りよ。子犬が二匹と子猫が一匹、たった今、窓辺に降ってきたところ。

親愛なる同志へ

万歳! 私、フェビアン派になったの。

つまり、待つことのできる社会主義者ってこと。社会革命が明日の朝いきなり来てほしいなんて、私たちは思っていないの。そんなことになったら大騒ぎですもの。もっとずっと先の未来に、私たちみんなが心の準備を整え、その衝撃に耐えられるようになったころに、ごくゆっくり訪れてほしいのよ。

それまでは、産業改革、教育改革、それに孤児院改革を進めながら、着々と準備をしていなくてはならないわ。

友愛をこめて
ジュディ

月曜日 三時限目

2月11日

親愛なるダディ・ロング・レッグズさま

こんなに短いからって気を悪くなさらないで。これは手紙じゃなくて、試験が終わったら近いうちにちゃんとお手紙を書きます、っていうひとことだけなの。合格するだけじゃだめで、ちゃんといい成績で通らなくちゃいけないのよ。奨学金にふさわしくしていなくちゃならないんですもの。

一生懸命勉強している
J・Aより

3月5日

親愛なるダディ・ロング・レッグズ

今晩、カイラー学長が、現代の若い世代は軽薄で表面的だというお話をなさったの。昔ながらの、ひたむきに努力する理想や真の学問精神が失われつつある、とおっしゃって。そしてとりわけ、その衰えは組織だった権威に対する私たちの不遜な態度にはっきり表れているのだそうよ。私たちはもはや目上の人に対して、しかるべき敬意を払わなくなっているんですって。

私は礼拝堂を出るとき、たいそう神妙な気分だったわ。

私、あまりになれなれしいかしら、ダディ? もっと威厳をもって、よそよそしくあなたに接するべきなのかしら。ええ、きっとそうだわ。では、もう一度最初から。

親愛なるスミスさま

中間試験に無事合格し、新学期の勉強を始めておりますことを、お喜びいただけるものと存じます。定性分析の課程を修了いたしましたので、化学はやめて、これから生物学の勉強に入ります。ただ、この科目には少々ためらいがございます。というのも、ミミズや蛙を解剖すると聞いておりますので。

先週は礼拝堂で、南フランスに残るローマ時代の遺物について、きわめて興味深く有益な講義がございました。あれほどこの主題を明晰に説き明かしたお話は、これまで聞いたことがありません。

英文学の授業の関連で、いまワーズワースの『ティンターン寺院』を読んでおります。なんと美しい作品でしょう。そして彼の汎神論的な観念が、なんと見事に表現されていることでしょう。シェリー、バイロン、キーツ、ワーズワースらの作品に見られる前世紀初頭のロマン主義運動は、それに先立つ古典主義時代より、私にはずっと強く訴えかけてまいります。詩といえば、テニスンの『ロックスリー・ホール』という愛らしい小品を、お読みになったことがおありですか。

このところ、私はたいへん規則正しく体育館へ通っております。監督生制度のようなものが設けられ、規則に従わないと何かと不都合が生じるのです。体育館には、ある卒業生の寄贈による、セメントと大理石でできた、とても美しい温水プールが備えられております。私のルームメイトのマクブライド嬢が、水着を譲ってくださいましたの。縮んでしまって、もうご自分ではお召しになれないのですって。私はこれから水泳のレッスンを始めるところです。

昨夜のデザートは、おいしい桃色のアイスクリームでした。食べ物の色づけには植物性の染料しか使われません。大学では、美観の上からも衛生の上からも、アニリン染料の使用にはたいへん反対しているのです。

このところのお天気は申し分なく、明るい日差しに雲がほどよく交じり、ときおりありがたい雪嵐もございます。私も友人たちも、教室への行き帰りの散歩を楽しんでおります。とりわけ帰り道を。

親愛なるスミスさま、どうかこのお手紙が、いつもどおりご壮健のうちにあなたのお手元に届きますよう。

敬具
心よりあなたの
ジェルーシャ・アボット

4月24日

親愛なるダディ

また春がやってきたの! キャンパスがどんなにきれいか、あなたにも見せてあげたいくらい。いっそ、ご自分で見にいらしたらいいのに。ジャーヴィー坊ちゃんが先週の金曜日にまたふらりと立ち寄ったのだけれど、よりにもよって最悪の時間だったの。だってサリーとジュリアと私は、ちょうど汽車に乗り遅れまいと駆け出すところだったんですもの。さて、どこへ行くところだったと思う? なんとプリンストンよ。ダンスパーティーと野球の試合に出るために、ですって! あなたに行っていいかどうかはお聞きしなかったの。

だって秘書の方がだめだっておっしゃる気がしたんですもの。でも、まったく正規の外出だったのよ。大学から外出許可をもらっていたし、マクブライド夫人が付き添ってくださったの。ほんとうに楽しい時間だったわ。でも詳しいことは省かなくちゃ。あまりにもたくさんあって、こみ入っているんですもの。

土曜日

夜明け前に起床! 宿直のおじさんが私たち六人を起こしてくれて、卓上コンロでコーヒーをいれたのよ。あんなに粉だらけのコーヒー、見たことがないくらい! それからワン・トゥリー・ヒルのてっぺんまで二マイル歩いて、日の出を見に行ったの。最後の坂はよじ登らなくちゃならなかったわ! 太陽のほうがもう少しで私たちより先に着くところだった! そして、そのあと朝食のときに食欲を持ち帰らなかったなんて、まさか思わないでしょうね!

まあ、ダディ、今日はずいぶん感嘆符だらけの文体だこと。このページ、感嘆符が胡椒みたいに振りまかれているわ。

本当は、芽吹き始めた木々のこととか、運動場にできた新しい石炭殻の小道のこととか、明日の生物学のひどい予習のこととか、湖の新しいカヌーのこととか、肺炎になっているキャサリン・プレンティスのこととか、学長先生のアンゴラの子猫が家から迷い出て、メイドさんが届け出るまで二週間もファーガソン館に下宿していたこととか、それから新しく手に入れた三着のドレスのこととか、いろいろたくさん書くつもりだったのよ。白いのと、ピンクのと、青い水玉のと、それにおそろいの帽子まで。でも、もう眠くてだめ。

私、いつもこれを言い訳にしているんじゃなくて? だけど女子大学って本当に忙しいところなのよ。そして一日の終わりには、私たち、ほんとうに疲れてしまうんですもの! とりわけ、その一日が

翻訳注記: この翻訳は AI によって自動生成されたものであり、不自然な表現や誤りが含まれている可能性があります。原典の格調高い雰囲気を再現するよう努めていますが、正確な内容は原語版をご参照ください。