真夏の電気代を月3,000円節約!エアコンを我慢せず涼しく暮らす「7つのワザ」
暑い日に帰宅してエアコンをつけた瞬間、「早く涼しくなりたい。でも来月の電気代が怖い!」と複雑な気持ちになったことはありませんか。
節約のために電源を切ったものの、暑さに耐えられず、すぐに再びスイッチを入れる……。短い間隔で運転と停止を繰り返すと、かえって消費電力量が増える場合があります。
ただし、誰でも月3,000円節約できるとは限りません。効果は外気温、住宅の断熱性、エアコンの性能や使用時間、電気料金プランなどで大きく変わります。ここでは、暑さを無理に我慢せず、電力の無駄を減らす「7つのワザ」をご紹介します。
ワザ1|短時間の外出は「つけっぱなし」が有利な場合も
エアコンは、暑くなった室内を設定温度まで冷やす運転開始直後に、消費電力が大きくなりやすい機器です。そのため、ごく短時間の外出では、電源を切らずに運転を続けたほうが省エネになる場合があります。
ダイキン工業が2016年に行った実験では、冷房26℃の設定で、日中は約35分、夜間は約18分までの外出なら、つけっぱなしのほうが消費電力量を抑えられるという結果でした。ただし、これは特定の住宅、機種、天候での実験結果であり、すべての家庭に当てはまる基準ではありません。
風量は「自動」にすると、室温に応じて効率よく調整されます。長時間留守にする場合は停止したほうが消費電力量を抑えられるため、電力会社やエアコンのアプリで実際の使用量を比較してみましょう。
ワザ2|冷房の風向きは「水平または上向き」に
冷たい空気は下へたまりやすいため、冷房の風を下向きにすると、足元だけが冷えて室内に温度ムラが生じることがあります。
冷房時は、取扱説明書に従って風向きを水平または上向きにし、冷気を部屋の奥まで届けましょう。温度ムラを減らせれば、設定温度を必要以上に下げずに済みます。
ワザ3|扇風機やサーキュレーターを併用する
扇風機やサーキュレーターを併用すると、室内の冷気を循環させ、温度ムラを抑えられます。また、風が肌に当たることで、同じ室温でも涼しく感じやすくなります。
冷房時は、エアコンの風と同じ方向へ送風したり、床付近の冷気を循環させるよう天井へ向けたりする方法があります。効果的な置き場所は部屋の形やエアコンの位置によって異なるため、室温のムラを確認しながら調整しましょう。
風を直接受け続けると体が冷えすぎることもあるため、首振り機能や壁・天井に風を当てる方法も活用してください。
ワザ4|窓から入る日差しを遮る
夏の室温上昇を抑えるには、窓まわりの対策が有効です。外出時にカーテンやブラインドを閉めておけば、日射による室温上昇を抑えられます。
遮熱カーテンや、床近くまで届く長さのカーテンを使うと、窓から伝わる熱を抑えやすくなります。さらに、すだれやよしず、外付けシェードなどで日差しを窓の外側から遮ると、室内へ熱が入る前に対策できます。
賃貸住宅などで設置が難しい場合は、まず日差しの強い窓からカーテンやブラインドで対策しましょう。
ワザ5|フィルター掃除は2週間に1回を目安に
フィルターにホコリがたまると空気を吸い込みにくくなり、冷房効率が低下します。日本冷凍空調工業会は、使用期間中は2週間に1回程度の掃除を勧めています。
掃除機でホコリを吸い取るか、機種の取扱説明書に従って水洗いしましょう。水洗いした場合は、変形やカビを防ぐため、直射日光を避けて十分に乾かしてから取り付けます。
自動お掃除機能付きでも、ダストボックスの手入れなどが必要な機種があります。必ず取扱説明書を確認してください。
ワザ6|室外機の吸込口と吹出口をふさがない
室外機の周囲に植木鉢や収納ボックスなどを置くと、放熱が妨げられて冷房効率が低下することがあります。吸込口と吹出口の周辺を整理し、風の通り道を確保しましょう。
日よけを設置する場合も、室外機を覆ったり吹出口をふさいだりしてはいけません。室外機から十分に距離を取り、風通しを妨げないようにします。設置距離は製品の取扱説明書に従い、転倒や落下のおそれがある場合は専門業者に相談してください。
ワザ7|冷やす部屋を絞る
人のいない部屋まで冷やさず、家族が同じ部屋で過ごすと、複数台の同時運転を減らせます。使っていない部屋のドアを閉め、冷房する範囲を必要な場所に絞りましょう。
タイマーやスマートリモコンで帰宅前や就寝前に運転を始めれば、快適な室温に整えやすくなります。ただし、予冷時間を長くしすぎると消費電力量が増えるため、実際の室温や使用量を確認して調整してください。
睡眠中も、暑さや湿度が高い日は無理に冷房を切らないことが大切です。温湿度計を活用し、体調や暑さへの感じ方に合わせてエアコンを適切に使用しましょう。
今日からできる「涼しく節約」チェックリスト
7つのワザを一度に始める必要はありません。まずは、できるものから試してみましょう。
- エアコンの風量を自動に設定する
- 冷房の風向きを水平または上向きにする
- 扇風機やサーキュレーターで冷気を循環させる
- カーテンやすだれで日差しを遮る
- フィルターを2週間に1回を目安に掃除する
- 室外機の周囲から障害物を取り除く
- 電力使用量をアプリなどで記録する
月3,000円の節約には、1日平均で約100円の削減が必要です。しかし、ここで紹介した対策だけで必ず達成できる金額ではありません。まずは対策前後の消費電力量を比較し、自宅で効果の高い方法を続けることが現実的です。
節約のために暑さを我慢すると、熱中症の危険が高まります。体調と睡眠を最優先にしながら、無理のない範囲で電力の無駄を減らし、快適な夏を過ごしましょう。
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