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Googleの"最強AI"登場とTransformer生みの親の転職 2026年6月後半AIニュース

Googleの"最強AI"登場とTransformer生みの親の転職 2026年6月後半AIニュース

今週もAI業界は大きな動きが続きました。「Googleが過去最強のAIを発表」「Transformerの生みの親がOpenAIに移籍」「ChatGPTのシェアが初めて5割を切った」など、業界の勢力図に関わるニュースが集中しています。

専門用語をかみ砕きながら、何が起きていて何が重要なのかを解説します。

Googleが「これまでで最も賢いAI」Gemini 2.5 Proを公開

Googleが新しい推論モード「Deep Think」を搭載したGemini 2.5 Proを発表しました。

「推論モード」とは、AIが答えをすぐ出さずに、頭の中でじっくり考える時間を取ってから回答する仕組みのことです。難しい数学の問題や複雑な計画立てなど、一発で答えが出ない問題に強くなります。

ベンチマーク(AIの実力を測るテスト)では、現時点で一般に使える中で最も高い性能を示したとも言われており、GoogleがAI開発競争で再びトップに立った可能性があります。

例え話で言うと:今までのAIは「クイズに即答する天才」でしたが、Deep Thinkモードは「難問の前でいったん腕を組んで考え込み、納得のいく答えを出す研究者」に近いイメージです。

Transformerを生み出した研究者がOpenAIへ

AI業界に衝撃が走ったのが、Noam Shazeer氏の移籍ニュースです。

Shazeer氏は2017年に発表された論文「Attention Is All You Need」の共著者で、この論文が提案したTransformerという仕組みは、ChatGPTやGemini、Claudeなど現在のほぼすべての主要AIモデルの基盤になっています。いわば「今のAIの設計図を描いた人」の一人です。

そのShazeer氏がGoogle DeepMindを離れ、OpenAIで「アーキテクチャ研究のリード」という役職に就くと発表されました。AIモデルの土台となるニューラルネットワークの構造そのものを研究する立場です。

これは「家の基礎を作った大工が、ライバルの工務店に移った」ようなインパクトのある出来事で、今後のAIモデル開発競争に影響を与える可能性があります。

ChatGPTのシェアが初めて50%を下回る

Sensor Towerの2026年AIレポートによると、ChatGPTの利用シェアが2026年5月末時点で46.4%まで下落し、初めて5割を切りました。

一方で、Geminiは27.7%、Claudeは10.3%まで伸びています。

長らく「AIチャットの代名詞」だったChatGPTですが、GoogleのGeminiやAnthropicのClaudeが着実にユーザーを増やしており、一強状態から複数のAIが選ばれる時代に移り変わっていることがわかります。

中国が5年で約44兆円規模のAI投資計画を発表

中国政府は、今後5年間で2950億ドル(約44兆円)規模のAIインフラ投資計画を発表しました。年間で見ると約590億ドル(約8.8兆円)を国家主導でAI分野に投じる計算になります。

データセンターや半導体など、AIを動かすための「土台」に巨額の予算をつける動きで、米中のAI開発競争がさらに激しくなることが予想されます。

今後の注目ポイント

  • Gemini 2.5 Pro Deep ThinkとOpenAI・Anthropicの次期モデルとの性能競争
  • Shazeer氏の移籍がOpenAIの次世代モデル設計にどう影響するか
  • AIチャット市場のシェア争いが今後どう変化するか
  • 中国の大型投資が世界のAI開発スピードに与える影響

まとめ

2026年6月後半は、技術面(Gemini 2.5 Pro)・人材面(Shazeer氏の移籍)・市場面(シェア変動)・政策面(中国の投資)のすべてで大きな動きがあった週でした。

一社が独占する時代から、複数の企業・国家が入り乱れて競い合う時代に入ったことを感じさせるニュースが揃っています。

あなたはどのニュースが一番気になりましたか? 技術の進化スピードですか、それとも企業間の人材移動でしょうか。ぜひ感想を教えてください!

(情報源:2026年6月22-23日の公式発表および各種メディア報道を基にまとめています)

この投稿は投稿者によって CC BY 4.0 の下でライセンスされています。